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2009/10/26

セレーネ計画の月周回衛星かぐや 
その名前を冠する計画は 
月の都にとって
恐怖であるに 
違いなかった


永琳「ついに日本政府が動き始めた 予定より遅かったけど誤差の範囲だわ」
JAXA「私たちの宇宙計画はかぐやを名乗れば必ず成功する!」

東方ファン(のごくごく一部)の間では、月周回衛星かぐやが発見した月面上の謎の縦穴の話題で
もちきりのようである。(毎日新聞の記事 )
どうやら「かぐや」によって月の都への秘密通路が暴露されてしまったらしい。
さすがは永琳である。紫に騙されたふりをして日本政府に月を攻略させる、三重囮作戦! 
八意永琳の逆襲成る。
いまごろ月では日本政府の特殊部隊と、綿月姉妹やレイセンなど月人が激しい戦闘を繰り広げていることだろう。
なにしろ衛星の名前が「かぐや」なのだから、言い逃れができない。
綿月姉妹は「八意様に裏切られた」と大ショックだろう。もう立ち直れないかもしれない。

ま、東方脳的な妄想はさておくとしても、「かぐや」が見つけた月の縦穴は月面基地建設の有力候補になるそうだ。
逆に考えれば、予想以上に活躍したかぐやの成果を後付利用して、蓬莱山輝夜が月に帰れる大義名分に出来るかもしれない。
「かぐやの探索が成功したのは月の都と幻想郷の交流が成ったから」とかなんとか
。二次創作的には、活躍しまくった「衛星かぐや」が絡むのは面白いかもしれない。


さて、今回の記事は儚月抄の話ではなく
(儚月抄の話題は封印しようと思っているんだが、なぜかそういう話になってしまう)風神録の話である。

今日2009年10月26日は旧暦九月九日、つまり重陽、菊の節句。

ブログを始めた日(2009年9月7日)に、「菊の節句もすぐそこに迫っている時期」なんて書いたけど、
どうせだから旧暦で楽しもうと。で、目下現在、どぶろくに食用菊を浮かべて酒を飲んでいるのである。
……と書くと雅な感じを想像されるかもしれないが、
この食用菊が予想以上にでかくてカクテルグラスからあふれ出し、猛烈に飲みにくいのである。
(阿房宮という菊の品種らしい。これしか売ってなかったのである。
スーパーも重陽に合わせて菊を売ろうとしないほど、菊の節句は日本では廃れている……)

風神録、東方wikiを見ると、儚月抄との絡みで2007年9月ごろと推定されているようだ。
これが何日か考えてみようというのが本論である。
一つは、25日が中秋の名月の夜なのでその後の「実際の満月の日」つまり2007年9月27日という考えがある。
風神録の6面では、皓々と照る満月が湖上に見えていた。
(あんな満月の下で戦ったら、諏訪の注連縄の封印から土着神が脱走したと、
綿月姉妹がすぐさま幻想郷に飛んでくるんじゃなかろうか?)
ただ、9月27日という日は、紅葉の散るには少し早すぎる気がするのだ。
風神録はもう全編に渡って紅葉がこれでもかと降りしきるゲームであり、
感覚的には10月以降のような気がするのである。
(追記の註:満月になるのは27日の明け方5時なので実質的には26日)

で、もう一つの案として、6面の背景の満月は無視して(ぉぃ)、2007年10月19日(旧暦9月9日) 
とするのはどうだろう? 
というのも重陽の日はその名の通り、陽が極まる日、
神奈子の「乾」もまた三爻すべて陽で陽が極まる卦だからである。
(追記の註:風神録の山登りはまさに登高に思える)

でもって、東方風神録の起動画面は野菊(竜脳菊か?)。
花映塚までは蓮の花(おそらく桃源郷を英訳するとLotus Land だからで、Lotusとは蓮のこと)が
起動画面の画像だったのが、風神録で大きく変わったのも、
重陽の日に設定したからじゃないかな~と思ったり。
風神録起動画面


だからなんだ、と言われても困るのだけど。

さていつもの蛇足。風神録の植物関係で。
6面で神奈子の背景に浮かぶ紋は「菊花と梶の葉」で構成されている。
梶は諏訪の紋だが菊も下社の紋だそうだ。
しかし、よく見ると、菊花が梶の葉を上書きするかのように配置されている。
ここに中央と地方の対立の跡をこっそり潜ませた意図が読み取れるのだが深読みだろうか?
 
追記に書きましたが、この画像は「日本の伝統紋様 コレクション300」より取られたもので、特段深い意味はないようです。
神奈子の後光
(安直にスコボのリプレイをスナップショットしたもの)

もう一つ風神録といえば、紅葉・菊と来て、「梅」である。
(その前に5面背景の参道に見える桜があったか)
神奈子の服の模様、どうも梅に見えるのだが、なぜ梅なのか元ネタがよくわからない。
神奈子の最後のスペル、MoFおよび神徳もどう見ても梅の弾幕に見える。
なんらかの意味があるのだと思うが。
東方元ネタwikiには「梶の葉が三重になった形」を表わしたものとあるんだけど、どうも梶の葉に見えないのだ。
むしろ、梅紋の一つ「捩れ梅」の形になって弾幕が展開されているように見える。
梅紋の形をしている神徳

捩れ梅に見えません? 
神徳2

追記:10月28日

え~、なんか最近、追記してばっかりなんだけど、別にただでさえ酷い長文を増やしたいわけじゃありません。
単に酒飲んで書いた記事を醒めてから読み直すと、嫌になってまた酒が飲みたくなるというだけです。
(酒の飲み合わせってやばいんだろうか? 某元金融大臣じゃないがこれで死んだら洒落にならん。
最近、酒飲んで、眠気が来るまでに東方やってると、Dの背景がやたら意識されてトリップしたような感じになるんだが……
とか書くと薬物乱用者みたいだからこれ以上は書かないでおく)

さて、重陽(菊の節句)について書いてから、1日たってググッてみると、既に風神録と菊の節句の関係について言及していたサイトがありました。
Ewig Leereのアルム=バンド氏の記事『八坂 神奈子雑考 ― 菊、月について ―』です。
しかもこちらは09年10月19日の記事、なんというシンクロニシティ……
ちゃんとネットでネタが被ってないか調べてから書かないといかんなあ、と反省しきり。

儚月抄の単行本修正に関する記事も、書きまくってアップしてから、
~萌畢竟~思索考究の亜奇数氏の修正に関する記事を発見し、自分の記事で紹介。
でもってその後にオーゴショ氏の東方備望録の修正箇所一覧の記事を発見しました。
どちらもtwitterで発見したんだけど、ググった時は全然Hitしなかった。
(儚月抄の感想は、したらばのスレよりtwitter読んでいた方が面白かったり。色々と……)
先に読んでいたらあんなうかつな記事は書かなかったんですが。

そして東方の考察サイトはだいたい読んだつもりになってたんだけど、全然網羅していないことに今更ながら気づく。
(東方元ネタwikiの世界と東方Project攻略Wiki の世界ってやっぱ違うなあ。
東方wikiとTouhou wikiの雰囲気の違いにも吹くんだけど……)

とか言って、記事書くときは酒の勢いで書いているので、そういうことは全部抜けてます。
他にもネタが被っているサイトがたくさんあるかも。あまり気にしないでください。

追記:12月12日
上の追記で考察サイトの「東方備忘録」様を紹介しておきながら肝腎の部分を読み落としていました。
東方備忘録サイト内の東方雑考→東方素材集→2: 花映塚・文花帖・風神録と辿っていくと、
風神録で使われた背景素材の典拠がほぼ網羅されているの記事に当たると思います。
こちらによりますと、風神録の起動ページと6面神奈子の背景ほか風神録に使われた背景の大多数は
「日本の伝統文様 コレクション300」
より取られたようです。
よってこの記事の考察は全面的に却下と相成ります。
(神奈子が重陽を選ぶ+登高としての妖怪の山登りというのはネタとしてはありそうだけど、
映像的な根拠はほぼなくなった) 
風神録はうまい具合に素材集の画像を流用したようで、
考察に有効利用できる可能性はちょっと低くなったかもしれません。
うーむ。
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