2010/04/03
昨日、東方の新作「ダブルスポイラー 文花帖」を
全シーンコンプリートしたので、
感想でも綴ってみることにする。
このゲーム、色々な角度から語ることが出来るだろうと思う。
ざっとまとめてみると、個人的にはこんなところだろうか。
東方の作品として
・東方Projectとして初めてかもしれない「シリーズ化」
・例大祭で完成版配布。
ゲーム内容
・全体としては前作とほとんど変わらず。
・新要素1 スポイラー編で文とはたての撮影合戦。
・新要素2 スポイラー編クリアで一応のクリア達成という目標設定。
・新要素3 クリア重視の縦撮りと稼ぎ重視の横撮りでクリア向けと稼ぎ向けを差別化
・総シーン108かつ自機キャラが二人になり、前作よりボリュームは増えたが、
コンプに関しては前作より難易度が下がったとの声が多いようだ。
(私のプレイデータでもそうなっている。後述)
・操作性の変化1
「100%で低速と撮影ボタンを同時押しにした状態から低速ボタンだけ離すと即撮影できる」
という機能がなくなった。
・操作性の変化2
前作にはない「パッドの遊びの値変更」が可能
ソフトウェアとして
・WindowsVistaおよびWindows7に初対応
・SCOREデータやSnapshotの保存位置変更
(デフォルトではSnapshotが保存できない不具合あり)
キャラクター
・姫海棠はたてという新キャラの登場。
・風神録以降の東方ProjectのSTGに登場したボスキャラは全員漏れなく登場。
それに加え、主人公(霊夢、魔理沙)、緋想天の二人(天子、衣玖)、そして萃香再登場。
・前作で登場しなかったプリズムリバー三姉妹、ミスティア、リリーホワイト、幽香ら花映塚組は登場せず。
・儚月抄、三月精、阿求、霖之助、旧作キャラは一切登場せず。
(登場しないどころか、その存在すらほとんど匂わせていない作り)
・衣玖や天子に加え、にとりなど新ドット絵が作られたキャラも存在。
・過去作のSTGではExtraステージのボスだったキャラクターも今作では各レベルに登場する。
設定
・キャラクター同士の絡み合いで新設定が大量に生み出された。
(文と椛の関係、山の大天狗の位置づけ、文が魔理沙を匿っているなどなどなど……)
音楽
・前作と比べると、前作がリズムの良い曲が多かったのに対し
今回はムード重視の曲と言えるだろうか?
無間の鐘とレベル9の相性の良さ(特に「胎児の夢」との相性の良さ)を指摘する声は非常に多い。
・個人的には「妖怪モダンコロニー」を聴いた瞬間「東方妖怪小町」が思い浮かんだ。曲名も意識?
・音源には詳しくないのではっきりとは言えないが、
したらば幻想板の音源研究スレでは
「『無間の鐘』ピアノ音源はSD系ではない」
「『妖怪の山』セルフアレンジのドラム音源は今まで使われたことのない新しいもの」
などの指摘があり、音源に関して多様性が増しているらしい。
・スポイラークリア時と全シーン取得時の画像とともに流れる曲はMusicRoomでは聴けない。
(東方蓄音機などのツールを使えば聴くことができる)
(追記)
稼ぎ
・文とはたてで、Angle Bonusが異なる。文が最高1.3倍なのに対し、はたては最高1.7倍。
その代わりはたての方が撮影する範囲が狭い。
・前作ではバグのためか加算されていなかったRisk Bonusがしっかり加算されている。
・ボスに近いほど高得点のMacro Bonusも最高1000点とかなり大きい。
・他にも前作より加点要素や倍率要素が大幅に増えた。
稼ぎに関しては、Angle Bonusの倍率とRisk Bonus、Macro Bonusが注意事項になりそう。
例えば、
「Risk BonusとMacro Bonusが最高点、
Boss shot、Two shot、Nice shot、Angle Bonusを最高倍率」
の時撮影すると、文で1枚につき17550点、
はたてだとなんと1枚につき22950点ものボーナスがつく。
このため弾数が少ないシーンではこれらがスコアを大きく左右するだろう。
箇条書きにしてみるとこんな感じである。
私の実感として前作より易しく感じたため、
試しに文花帖およびダブルスポイラーの初取得にかかった枚数の一覧表を作ってみた。
1段目が文花帖,2段目が文2射命丸文,3段目が文2姫海棠はたて。
(以前アップした表に色々誤りがあったので訂正)

前作からダブルスポイラーをプレイするまでに文花帖の操作に慣れたことを加味しても、
やはり前作よりも難易度は下がったというのが実際のところではないだろうか。
枚数順に並べるとこんな感じである。
3637枚 文花X-8 「百万鬼夜行」
2042枚 文花帖X-7 鬼気「濛々迷霧」
1847枚 文花帖9-6 新難題「金閣寺の一枚天井」
1450枚 文花帖10-4 審判「十王裁判」
1341枚 文花帖10-6 審判「ギルティ・オワ・ノットギルティ」
1151枚 DS10-2 雷符「ライトニングフィッシュ」(射命丸文)
1039枚 DS10-6 珠符「五爪龍の珠」(姫海棠はたて)
792枚 文花帖9-1 八意永琳通常
762枚 DS10-8 龍魚「龍宮の使い遊泳弾」(射命丸文)
751枚 文花帖8-7 超人「飛翔役小角」
734枚 DS9-6 「胎児の夢」(射命丸文)
728枚 DS11-2 神桜「湛えの桜吹雪」(姫海棠はたて)
716枚 DS12-7 「スターソードの護法」(射命丸文)
681枚 文花帖5-1 紅美鈴通常
673枚 DS8-7 酔歩「キャットランダムウォーク」(姫海棠はたて)
664枚 文花帖8-1 八雲藍通常
643枚 DS9-1 古明地さとり通常(射命丸文)
636枚 文花帖9-4 新難題「エイジャの赤石」
609枚 DS6-1 伊吹萃香通常(射命丸文)
599枚 文花帖6-6 天星剣「涅槃寂静の如し」
581枚 文花帖10-1 小野塚小町通常
554枚 文花帖10-8 審判「浄頗梨審判 ‐射命丸文‐」
544枚 文花帖8-4 行符「八千万枚護摩」
502枚 文花帖8-6 死符「酔人の生、死の夢幻」
百万鬼夜行と濛々迷夢の枚数がおかしいことになっているが、
ダブルスポイラーでは1週間ぶっ続けでやって取るようなシーンはなかった。
私の実感では、ダブルスポイラーで一番難しく感じたのは、はたての珠符「五爪龍の珠」。
はたてでプレイする「五爪龍の珠」が文花帖の「ギルティ・オワ・ノットギルティ」と同じような難易度だろうか。
この記事の最後にコンプ時に出る画像を紹介
(どうやらEDネタバレというよりはスタッフロールに近い扱いだという界隈の雰囲気なので載せますが、
まずいようでしたら消します)

天狗マスターの称号はなんかいいね。
各視点からの感想はまた後日。
全シーンコンプリートしたので、
感想でも綴ってみることにする。
このゲーム、色々な角度から語ることが出来るだろうと思う。
ざっとまとめてみると、個人的にはこんなところだろうか。
東方の作品として
・東方Projectとして初めてかもしれない「シリーズ化」
・例大祭で完成版配布。
ゲーム内容
・全体としては前作とほとんど変わらず。
・新要素1 スポイラー編で文とはたての撮影合戦。
・新要素2 スポイラー編クリアで一応のクリア達成という目標設定。
・新要素3 クリア重視の縦撮りと稼ぎ重視の横撮りでクリア向けと稼ぎ向けを差別化
・総シーン108かつ自機キャラが二人になり、前作よりボリュームは増えたが、
コンプに関しては前作より難易度が下がったとの声が多いようだ。
(私のプレイデータでもそうなっている。後述)
・操作性の変化1
「100%で低速と撮影ボタンを同時押しにした状態から低速ボタンだけ離すと即撮影できる」
という機能がなくなった。
・操作性の変化2
前作にはない「パッドの遊びの値変更」が可能
ソフトウェアとして
・WindowsVistaおよびWindows7に初対応
・SCOREデータやSnapshotの保存位置変更
(デフォルトではSnapshotが保存できない不具合あり)
キャラクター
・姫海棠はたてという新キャラの登場。
・風神録以降の東方ProjectのSTGに登場したボスキャラは全員漏れなく登場。
それに加え、主人公(霊夢、魔理沙)、緋想天の二人(天子、衣玖)、そして萃香再登場。
・前作で登場しなかったプリズムリバー三姉妹、ミスティア、リリーホワイト、幽香ら花映塚組は登場せず。
・儚月抄、三月精、阿求、霖之助、旧作キャラは一切登場せず。
(登場しないどころか、その存在すらほとんど匂わせていない作り)
・衣玖や天子に加え、にとりなど新ドット絵が作られたキャラも存在。
・過去作のSTGではExtraステージのボスだったキャラクターも今作では各レベルに登場する。
設定
・キャラクター同士の絡み合いで新設定が大量に生み出された。
(文と椛の関係、山の大天狗の位置づけ、文が魔理沙を匿っているなどなどなど……)
音楽
・前作と比べると、前作がリズムの良い曲が多かったのに対し
今回はムード重視の曲と言えるだろうか?
無間の鐘とレベル9の相性の良さ(特に「胎児の夢」との相性の良さ)を指摘する声は非常に多い。
・個人的には「妖怪モダンコロニー」を聴いた瞬間「東方妖怪小町」が思い浮かんだ。曲名も意識?
・音源には詳しくないのではっきりとは言えないが、
したらば幻想板の音源研究スレでは
「『無間の鐘』ピアノ音源はSD系ではない」
「『妖怪の山』セルフアレンジのドラム音源は今まで使われたことのない新しいもの」
などの指摘があり、音源に関して多様性が増しているらしい。
・スポイラークリア時と全シーン取得時の画像とともに流れる曲はMusicRoomでは聴けない。
(東方蓄音機などのツールを使えば聴くことができる)
(追記)
稼ぎ
・文とはたてで、Angle Bonusが異なる。文が最高1.3倍なのに対し、はたては最高1.7倍。
その代わりはたての方が撮影する範囲が狭い。
・前作ではバグのためか加算されていなかったRisk Bonusがしっかり加算されている。
・ボスに近いほど高得点のMacro Bonusも最高1000点とかなり大きい。
・他にも前作より加点要素や倍率要素が大幅に増えた。
稼ぎに関しては、Angle Bonusの倍率とRisk Bonus、Macro Bonusが注意事項になりそう。
例えば、
「Risk BonusとMacro Bonusが最高点、
Boss shot、Two shot、Nice shot、Angle Bonusを最高倍率」
の時撮影すると、文で1枚につき17550点、
はたてだとなんと1枚につき22950点ものボーナスがつく。
このため弾数が少ないシーンではこれらがスコアを大きく左右するだろう。
箇条書きにしてみるとこんな感じである。
私の実感として前作より易しく感じたため、
試しに文花帖およびダブルスポイラーの初取得にかかった枚数の一覧表を作ってみた。
1段目が文花帖,2段目が文2射命丸文,3段目が文2姫海棠はたて。
(以前アップした表に色々誤りがあったので訂正)

前作からダブルスポイラーをプレイするまでに文花帖の操作に慣れたことを加味しても、
やはり前作よりも難易度は下がったというのが実際のところではないだろうか。
枚数順に並べるとこんな感じである。
3637枚 文花X-8 「百万鬼夜行」
2042枚 文花帖X-7 鬼気「濛々迷霧」
1847枚 文花帖9-6 新難題「金閣寺の一枚天井」
1450枚 文花帖10-4 審判「十王裁判」
1341枚 文花帖10-6 審判「ギルティ・オワ・ノットギルティ」
1151枚 DS10-2 雷符「ライトニングフィッシュ」(射命丸文)
1039枚 DS10-6 珠符「五爪龍の珠」(姫海棠はたて)
792枚 文花帖9-1 八意永琳通常
762枚 DS10-8 龍魚「龍宮の使い遊泳弾」(射命丸文)
751枚 文花帖8-7 超人「飛翔役小角」
734枚 DS9-6 「胎児の夢」(射命丸文)
728枚 DS11-2 神桜「湛えの桜吹雪」(姫海棠はたて)
716枚 DS12-7 「スターソードの護法」(射命丸文)
681枚 文花帖5-1 紅美鈴通常
673枚 DS8-7 酔歩「キャットランダムウォーク」(姫海棠はたて)
664枚 文花帖8-1 八雲藍通常
643枚 DS9-1 古明地さとり通常(射命丸文)
636枚 文花帖9-4 新難題「エイジャの赤石」
609枚 DS6-1 伊吹萃香通常(射命丸文)
599枚 文花帖6-6 天星剣「涅槃寂静の如し」
581枚 文花帖10-1 小野塚小町通常
554枚 文花帖10-8 審判「浄頗梨審判 ‐射命丸文‐」
544枚 文花帖8-4 行符「八千万枚護摩」
502枚 文花帖8-6 死符「酔人の生、死の夢幻」
百万鬼夜行と濛々迷夢の枚数がおかしいことになっているが、
ダブルスポイラーでは1週間ぶっ続けでやって取るようなシーンはなかった。
私の実感では、ダブルスポイラーで一番難しく感じたのは、はたての珠符「五爪龍の珠」。
はたてでプレイする「五爪龍の珠」が文花帖の「ギルティ・オワ・ノットギルティ」と同じような難易度だろうか。
この記事の最後にコンプ時に出る画像を紹介
(どうやらEDネタバレというよりはスタッフロールに近い扱いだという界隈の雰囲気なので載せますが、
まずいようでしたら消します)

天狗マスターの称号はなんかいいね。
各視点からの感想はまた後日。
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